2019年8月18日 (日)

異国語への憧れ

先日、新国立劇場で「バレエ・アステラス2019」という公演を見てきたのです。「アステラス」という言葉は、ギリシャ語で「星」という意味であると仄聞していたのですが、いまインターネットで検索すると製薬会社の名前しか出てこない。ギリシャ語で星を検索すると「アステリ」「アステール」だそうです。もう訳が分からない。
(パリ・オペラ座バレエ団の格付けで最高位ダンサーを表す「エトワール」は、フランス語で「星」のことで、他のバレエ団では使われない)

「バレエ・アステラス」は、短い場面や小品を次々に上演していく公演形態ですが、上演作品の1つに『Notre Chopin』というのがありました。無料配布されたプログラムには、短い作品解説が書かれているものの、タイトルに関する言及はナシ。
ひと昔前ならば『ノートル・ショパン』とでも表記されたでしょうし、もっと前なら『私たちのショパン』というタイトルになっていたことでしょう。現代は、異国語をそのまま提示される時代になったのでしょうかね。
この公演を見に来た人の何割が「Notre」を読めているのでしょうか?

来年1月に新国立劇場のバレエ公演で「DGV Danse à Grande Vitesse」という作品が上演されるのですが、きっと誰も読めていないと思う。

吉田都さんの引退公演が「Last Dance」というタイトルだったのです。一応、カタカナで小さく「ラストダンス」と添え書きされていましたけど。「Last」なのに定冠詞が付いていないことに軽い衝撃を受けました。

内閣府の取り組みに「TEAM防災ジャパン」っていうのがあるのですが、何のために「TEAM」という表記なのかよく分からない。「チーム」ではなく「ティーム」と発音すべきなのか、などと考えてしまう。

いま、「漢字で書かれていたら読まない(読めない)」という人と、「ローマ字で書かれていたら読まない(読めない)」という人と、どちらのほうが多いだろう?

内閣府でやっている「プレミアム付商品券」というのがあるのですが、「プレミアム付」ってどういう意味なんですかね?「プレミアム付商品券」の公式サイトを見ると、「確にゃん」「確認したら申請にゃん」などと書かれていて、これが本当に内閣府作成の公式サイトなのかと目を疑う。日本はもう駄目なんですね。

他の国の言語も、現在、こんなに混沌とした状況なのでしょうか?

2019年8月17日 (土)

クルクルねずみ

世の中には、不思議なことがたくさんありますよね。
「なぜ真夏に野外競技を開催するのか?」というのも不思議ですけれども、「他の人気スポーツと開催時期が重なると、テレビ中継の視聴率が取れなくなるから」というわけで、良い季節は先にサッカーや野球やラグビーに取られちゃってるんですね?
出場する人々は屈強な人たちですから大丈夫なのかもしれませんが、見るほうはどうなんでしょうかねえ?
それに、この暑さでは良い記録は期待できませんよね・・・。

今日、歌舞伎座の第一部を見てきたのです。『伽羅先代萩』で、政岡のクドキには拍手が起こらなかったのですが、クルクル回るねずみに拍手が起こっていました。
ねずみが片膝でクルクル回るとなぜ拍手が起こるのか、私は昔から不思議なんですよね。バック転のほうが7百倍くらい難しそうなのに。
これまで何度も『伽羅先代萩』を見てきて、政岡のクドキで拍手が起こらなかったのは何度か見ましたが、ねずみのクルクルに拍手が起こらなかったことは1度もない。

「客の感動」と「拍手の大きさ」は、あんまり相関していないんじゃないかなと最近思うのです。
「周りが拍手しているので、自分はあまり感動していないけれど拍手する」とか、「自分はすごく感動しているけれど、誰も拍手していないので自分もしない」とか、普通にありますよね。

2019年8月16日 (金)

おおグローリア

プラシド・ドミンゴが「おお、我が栄光よ!」と歌う声が何度も聞こえて来る気がする今日この頃です。暑いですね。いかがお過ごしですか。

ドミンゴのセクハラのニュースが今月13日に出たわけですが、その記事はほんの数行でした。これではよく分からない。日本語のニュースでは、セクハラで告発されたということぐらいしか分からないですよね。
情報の発信元であるAP通信の記事では、かなり具体的に詳しく書かれています。でも英語では読めないのでござる。

被害を訴えた女性の1人は言う。ドミンゴとは2度セックスし、そのうちの1度はロサンジェルスのホテルだった。ドミンゴは先に立ち去る時、棚の上に10ドル置いて、こう言った。「僕は君に娼婦のようだと感じてほしくない。けれどまた、君に駐車料金を払わせるわけにもいかない」
※10ドル=約1,060円


君の運命を変えてあげよう


東京文化会館と新国立劇場とで制作した≪トゥーランドット≫は、びわ湖ホールでも上演されたのですが、その2日間公演の1日目に停電が起こったのだそうです。第2幕の謎解きの1問目だったそうです。そこから観客はロビーに出され、1時間以上が過ぎてから、舞台装置が動かぬまま再開されたそうな。そうして翌日の公演も舞台装置は止まったままで、トゥーランドットは第1幕には登場しなかった(!)そうですよ。
すぐに、「びわ湖ホールで停電、上演中のオペラが一時中断 原因は調査中」というニュースがインターネット上に出たのですが、その後の調査結果などがニュースにならない。まだ調査中なのでしょうか?

日本のニュースには知りたいことが書かれていないことが多い気がする。

«もしも大富豪だったら