« 5月新橋演舞場・夜の部 | トップページ | 歌舞伎座・昼の部、演舞場・夜の部 »

2006年5月 8日 (月)

ザルツブルク「椿姫」

昨晩、教育テレビで、ネトレプコとビリャソンとハンプソンの「椿姫」が放送されましたね。「ハイライト」というので、どこがカットされるのかと思ったら、微妙なところがコマゴマとカットされていました。私が担当なら、フローラの夜会の前半部分をごっそりカットして、他は全て放送するところですが…。もうちょっと頑張って全曲放送してくれればいいのに!!

ネトレプコは、来日コンサートのときの印象が良くなくて、あまり期待していなかったのですが、実に立派に歌い、演じていました。ビリャソンも良かった。パンプソンは、演技が音楽の様式からはみ出ているような気がしたことと、音程が上ずり気味だったのがイマイチ、…ときどきプツッと感情が途切れる瞬間もあった気がします。

かなり激しく動きながら歌っていたためか、歌のテンポとオケのテンポがズレ気味でした。ライヴですから、いいんですけどね。

どんなにいいヴィオレッタでも、やはり3点変ホ音を出さないと「画竜点睛を欠く」という感じがしてしまう私ではありました。(自分でも趣味が悪いと思うのですが、仕方ないの)

どうでもいいのですが、もう「ヴィラゾン」という表記で定着しているところへ、「ビリャソン」という表記をぶつけてくるNHKの神経が分からない。NHKが「ビリャソン」と書いたら、みんなが「ビリャソン」と書いてくれるというほど影響力があるならいいんですけど…。表記が定まらないのは、その歌手にとってマイナスなのですから、少しくらい音が違っていても「世の流れに合わせる」ということをしてあげてもいいのじゃないですかねぇ。

それから、私は武石英夫さんの翻訳が苦手。ヴィオレッタに何度も「(私の)犠牲」と言わせるのは止めてほしいのです。直訳したらそうなるのかもしれませんが、いかにも「重苦しい女」という感じです。「私のしたことを忘れないでいただきたいのです」くらいにしてほしい。別に逐語訳である必要はないのですから。「その喜びをむげにできようか」とか「お聞きくだされ!」なんて表示されると、激しいズレを感じてしまいます。言葉の省略の仕方も、「椿姫」を初めて観る人に不親切と思いました。

« 5月新橋演舞場・夜の部 | トップページ | 歌舞伎座・昼の部、演舞場・夜の部 »

3 オペラ・映像 録音の感想」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2083003/58128179

この記事へのトラックバック一覧です: ザルツブルク「椿姫」:

« 5月新橋演舞場・夜の部 | トップページ | 歌舞伎座・昼の部、演舞場・夜の部 »

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ