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2006年7月 3日 (月)

清教徒

●昨日は『清教徒』のDVDを見ました。グルベローヴァ、ホセ・ブロス、カルロス・アルヴァレス出演。

●グルベローヴァの狂乱っぷりが良かったです。ボローニャ歌劇場の来日公演のときは、もっと内輪に狂乱していたと思うのですが、この映像では激しく狂乱していました。その分、声楽的には犠牲になった部分もあるような気がしますが、それでもスゴイ。見せ場を、真っ向から見せ場として演じているのがスガスガシイ。(狂乱から正気へ、また狂乱へ、という変化も素晴らしい。)

●エルヴィーラが登場すると、彼女が恋をしていること、その恋を失ったら狂乱してしまうほど恋をしていることが顔に表れていて、見事だなあと思いました。

●狂乱の場の中間あたりに、エルヴィーラとリッカルドの短いやり取りがありますが、そこのアルバレスの演技が切なくて、泣けました。

●ホセ・ブロスは、立派に歌っていたと思いますが、アルトゥーロの魅力を充分に体現できていたかというと、「まだまだ」な気がしてしまいます。例のFが出ないのはいいとしても、通常テノールが歌う部分をソプラノが歌っていたりして、変則的な感じでした(歌詞がもう何だか分からない、どうなっているのやら)。一度「完璧なアルトゥーロ」というのを聞いてみたい…。

●グルベローヴァがもっと若いときの映像だったら良かったのに、というような文章をどこかで読んだのですが、私はそういう外見のことは全く気になりませんでした。そして、気にならなかったことが嬉しい。もちろん私も、見た目は綺麗な方がいいと思っていますが、それよりも、その人の感受性の豊かさや想像力、積んできた努力、などを分かる人間になりたい、なかなか難しいことですが、それは私の願望なのです。(まあ、グルベローヴァは今でも充分綺麗だと思いますけど…。)

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