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2006年8月 8日 (火)

《ばらの騎士》

2日かけて《ばらの騎士》の映像を見ました。1994年3月ウィーン国立歌劇場、カルロス・クライバー指揮。さすがに「伝説の舞台」というだけあって、感動しました。

お洒落な浮気の女王=フェリシティ・ロットが元帥夫人。もう、すっごい演技力。わずかな表情の変化だけで劇場中を圧しています。揃っている歌手の中でも1人だけ格が違う。この役のために生まれてきたのじゃないかしらん。

遅めのテンポが好きな私としては、カルロス・クライバーは「それほど好きじゃない」のですが、この《ばらの騎士》に関しては、私にも充分に良さが分かりました。それに、指揮姿も颯爽としています。

1幕の幕切れの絃の音が、奇跡のように美しい…。何か特殊な楽器を使ったんじゃないかと思うほどです。拍手も、いいタイミングで入っていて、邪魔していませんでした(日本じゃ無理かな?)。

オペラの映像としては珍しく、字幕も秀逸でした。「ばら」と「バラ」が混在していましたが、たぶん意図的なものでしょう。

前にも書きましたが、どうも私は浮気の話が苦手。浮気というのは要するに「1つ手に入れて、さてその次」ってなものですが、その1つ目も手にしていない私が楽しむ話ではありません。「私には関係ない話」と思ってしまいます。しかし、《ばらの騎士》のように、登場人物の描写がきっちりしていれば、ちゃんと分かるものですね。何たってもう、オクタヴィアンの歳よりマルシャリンの歳の方に近いんですからねぇ。オッサンですよオッサン。中味は変わっていないのに。

ところで、マルシャリンって、おいくつ?…あ、訊いちゃいけない質問でしたか。

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