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2007年1月 7日 (日)

カバリエ主演《アンナ・ボレーナ》

●もうすぐ《アンナ・ボレーナ》が生で見られる!めちゃくちゃ嬉しい。つい半年前まで、「ドニゼッティ女王三部作」で私が一番知っている作品は《アンナ・ボレーナ》だったのですが、今では一番知らない作品になってしまいました。「狂乱の場」しか聞いたことがない。マリア・カラスの全曲CDは持っているのですが、つい、国内版よりも安かった輸入版を買ってしまい、日本語訳が付いていないので、聞いていませんでした(←買った意味がない…)。

●で、公演が近づいているので、友人から対訳を借りてみました。「カラスの録音で予習してはいけない」という過去の教訓を守り、カバリエの録音を鑑賞することに。

●カバリエが残した唯一の《アンナ・ボレーナ》全曲録音。スカラ座ライヴ。カバリエは公演初日をキャンセルして(開演5分前にキャンセルのアナウンス)、大騒動になったのだそうな。で、この録音が行われた日だけ出演して、あとの日程はチェチーリア・ガスディアが勤めたとのこと。いわく付きの録音。

●カバリエは、確かに調子は良くなさそう。それにもかかわらず、「こんな高音出せたのアナタ?!」というような驚きのパフォーマンスも。よほど気合が入っていたのでしょう。途中までは結構いい感じでした。ところが、「狂乱の場」の冒頭で高音が割れて、すかさずブーイングが!!歌の最中のブーイング、ううスゴイ、聞いてられん…、でも聞いてしまう。「懐かしい城へ連れて行って」は、繊細なピアニッシモを聞かせて拍手喝采(でも、カバリエの本領は発揮されていません)。カバレッタは迫力がなく、ひどい出来。観客の反応はコロコロ変化して、まあ、正直と言うのかな。(がなりたてるエンリーコ(Paul Plishka)にも、容赦なくブーイングしてましたし。)

●「狂乱の場」しか知らなかった《アンナ・ボレーナ》。アンナの肖像画入りペンダントを落とすスメトンのセリフ「あっ、しまった!」には参った…。どうやって演技するのか、もうスメトンから目が離せません。

●まったく、みんなして女王を窮地に追い込んじゃって、驚きのセリフの数々。メロディーラインから、《ルチア》《マリア・ストゥアルダ》《ロベルト・デヴリュー》を彷彿とさせられる部分もあり、ああ、まさしくドニゼッティだなあ、この作品をベルガモ・ドニゼッティ劇場の公演で見られるんだなあと、ますます期待が膨らみました。

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