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2007年11月 3日 (土)

たとえば野に咲く花のように

「三つの悲劇」―ギリシャからVol.

たとえば野に咲く花のように-アンドロマケ-

作:鄭 義信〔ちょん・うぃしん〕

演出:鈴木裕美〔すずき・ゆみ〕

2007年11月2日(金)19時 新国立劇場中劇場

●「愛する人に愛されない、一方通行の四角関係」というアンドロマケの枠組みを利用して、うまいこと作られていました。とても面白かった。出演者も揃ってました。

●ラシーヌ『アンドロマック』には、「私のことを愛してるなら、あいつを殺してきて」と言っておきながら、いざ殺されてしまうと「なんで殺したのよ!あの時は気が動転してたのよ!そのくらい分かりなさいよ!」と逆ギレする場面があるらしい。そこが見せ場なんだけれど、今回の新国の作品にはその場面がなかったので、ちょっと拍子抜け。終わり方にも多少、蛇足感が漂っていた…。

●演出は良かったと思いますが、ダンスはイマイチだったかも。

●何だかいつも同じことばかり書いて恐縮ですけれども。「私の好きなあの人は、私を好きになってくれない」「好きじゃないこの人は、私を好いてくれる」「だから、あの人じゃなくて、この人のことを好きになろう」っていうことが、出来ないわけですね人間は。いや、出来る人もいるのかもしれないけど。(モーツァルトのオペラの登場人物なら出来そう?)

●いえね、もう好きになっちゃったら仕方ないのだけれど、「それでどうするのか」ってところが、その人の人間性が問われる部分だと思う。四宮あかねのような人物は、芝居としては面白いけれど、実際にいたら本当にイヤな女。なぜ「自分は好かれて当然」「愛される権利がある」みたいになっちゃうのか。婚約してたから?そりゃ康雄も酷いけどさ。子どもがいたらまた違うだろうとも思うけど…。うーん、他山の石として、自分はそうならないように気をつけませう。

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