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2008年2月 3日 (日)

マリア・カラス最後の恋

映画の感想

「マリア・カラス最後の恋」

2008年2月3日(日)

●マリア・カラスに興味のない人にとっては面白くも何ともない映画であり、カラス・ファンにとっては「ヲイヲイ」とツッコミどころ満載の映画でした。事実と違う部分がたくさんあって、フィクションなのはいいとしても、面白い方向へ作り変えてくれないとねえ…。

●オペラ上演の場面も何箇所かあったのですが、歌声はカラスの録音じゃなかったんですね(予告編で前もって知っていたことですが)。何か特別な意図があるのかなと思っていたのですが、単に「音源を使わせてもらえなかった」ってだけなのではないかという気がします。だって脚本が面白くない~。オチがなくって、プツッて終了。「これで終わりなの?本当に?」と目が点になりました。

●キャリアの終盤の描写で、高音に失敗したカラスが、もう1度歌い直す場面がありました。「高音を失敗して歌い直したカラス」というエピソードは伝記でも読んだことがありますが、本当なのでしょうか。カラスの伝記というのは、どこまで本当なのか計りかねる部分がありますね。

●カラスとオナシスが喧嘩して、激しく罵り合う場面がありました。カラスは気性の激しい人だったらしく、若い頃は喧嘩で物を投げたりとか、蹴っ飛ばしたりしてたそうですね。

●むかし新聞記事で読んだことがあるのですが、日本の子どもの声は、だんだん音域が下がってきているそうです。特に都会の子どもは、大きな声で叫んだりしないので、声が小さく、低くなっているのだとか。気性が激しくて、子どものころギャーギャー叫んだりしないと、大人になってからもデカイ声が出ないのではないでしょうか。よく分からないけれど。歌舞伎俳優でも、若い人はなぜか押し並べて声が小さいですね。生まれ育った国・時代によって声が違うっていうことが、あるのでしょうかね。

●カラスの録音って、いま次々と著作隣接権が切れてきてるはずなんです。CMとかドラマなんかにもっと利用されるんじゃないかと私は思っていたのですが、全然使われないですね…。すごい訴求力なのに。10年くらい前、私は「カラスの録音の著作権切れで世界中にオペラブームがやってくる!」と大予想していたのですが、見事にハズレてしまいました。EMIって、そういうものを、どのくらいコントロールできるのかな~?

●雪の夜とはいえ、観客が少なくて、早々に終了してしまいそう。だって面白くないんだもん…。

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