バルバラ!
バルバラ・フリットリのリサイタル、A・B両プログラムを拝見しました。ちょっと曲目が残念な感じでしたが・・・。絶対に「世の空しさを知る神」を歌ってくれると思っていたんですよね。去年のMET来日公演で聞けなかったエリザベッタ。
指揮のカルロ・テナンは、音でも合図を出す系列の指揮者だったのですが、その音がお洒落な感じで、こういうのなら悪くないなと思いました。確かエヴェリーノ・ピドなんかも、口笛のような音で合図を出していたかと思いますが・・・。
フガ!ハッ、ハッ、スー、スー、みたいな鼻息系の合図は美しくない。
「四つの最後の歌」を予習しようと思って、事前にCDを購入したのですが、有名な曲のわりに歌っている人が少ないような?
「これが死というものだろうか」という歌詞のせい?
「録音すると死んじゃう伝説」なんかがあるのではないかと勘ぐってしまった。
マリア・カラスは、なぜ《アドリアーナ・ルクヴルール》を上演しなかったのだろう?
でも、あの役はちょっと不吉っぽい感じがする。
ライナ・カバイヴァンスカは、フェアウェル・コンサートの最後に「私は神の下僕」を歌っていた。
フェアウェルな感じがする。
なかなか味わい深い歌詞だとは思いますが。
人間はみな神の下僕。
いや悪魔の下僕もいるけれど。(ファウストとか)
オペラ界の新女王という触れ込みでしたが、
女王は女王の役も歌ってくださいね!
-メモ-
●アンコール
プログラムA 《トゥーランドット》より「氷のような姫君の心も」
プログラムB 《トスカ》より「歌に生き、恋に生き」
●衣裳
黒と金のミラノなイメージのドレス3着
(↑ああ、すでに記憶があいまいに・・・)
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