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2014年4月29日 (火)

八千草薫『蝶々夫人』

八千草薫主演のオペラ映画『蝶々夫人』を見てきました~。以前から存在は知っていたのですが、初めて見ました。いや~、素晴らしかった!
オペラの演奏が始まる前に、長崎の遊廓の様子を描いた短い場面があり、蝶々さんとピンカートンの馴れ初めが描かれていました。ピンカートンはイタリア語で、蝶々さんは日本語で喋っていたかな・・・。
オペラの演奏が始まると、そこから八千草さんはずっとイタリア語の口パク。セリフが入ったりはしません。知らない歌手の録音でしたが、演奏もなかなかのものでした。(映像は八千草薫、声はオペラ歌手)
着物を着た演技というものが、脇役までビシッと美しくて、こんな映像はもう2度と作れない。芸者の踊り1つ取っても、「すでに失われた日本の美」という感じでした。
蝶々さんが婚礼のために行列を作って日本庭園を下りてくる場面は、あまりの美しさに涙が出ました。
ちょっと不可思議な音楽のカットが入っており、その点だけが残念でした。愛の2重唱の一部とか、「物乞いになるくらいなら死ぬわ」と歌う場面がカットされていました。どうしてそんな少しばかりカットをするのやら・・・。戦後のことで、いろいろ制約があったのでしょうか。(1955年公開映画)
全編ローマで撮影したそうですが、よくこんなセットを作れたなあ・・・。
外国の方々にも、この映画を広く見てもらって、《蝶々夫人》の美の規範としてほしい。真似できないだろうけど・・・。

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