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2018年2月10日 (土)

ハンブルク・バレエ

ハンブルク・バレエ来日公演の《椿姫》を3回見て、大変感動いたしました。Bキャストのほうが良かったという人も結構いたようですが、私は断然Aキャストが良かったですね~。すごい演技力でしたし。
私の前の席に座高の高い人がいて泣きそうになりましたが、私も負けずに座高が高いので、わりと見えました。でも私の後ろの人は全然舞台が見えなかったでしょうね。お気の毒に・・・。そういう点では、女性は座高が低くて泣くことが多いのでしょうか。私は座高がとても高いので、普段なるべく低く座るようにしていますが、自分が見えない時はその限りではない。あと後ろの席がうるさい人の時。

京都で1回だけガラ公演をやる予定なんですね。どうせならこの素晴らしい《椿姫》を上演すればいいのにと思ったのですが、会場が変われば照明も変わるし舞台の大きさも変わるし、準備が大変なのでしょうね。第2幕の幕切れのタイミングを全て音楽に合わせるのは相当大変だと思いますね。

ノイマイヤーの《椿姫》はホリゾント幕がとても綺麗なのですが、あれはドイツから持ってきたホリゾントなのでしょうか?ホリゾントは、もともとドイツで使い始めたものだそうですが・・・。日本のホリゾントはたいてい綺麗じゃないですよね。シワが目立ったりヒラヒラしていたりするもの。玉三郎さんの公演では綺麗ですけども。
ホリゾントという名前がカタカナであることからも分かるように、歌舞伎や文楽ではほとんど使わないですね。新作物で稀に使われるくらいでしょうか。でも日本舞踊の公演ではよく使われますね。全然綺麗じゃないですよね。省略形、貧乏公演というイメージ。日本舞踊が衰退していくのも仕方ありませんね・・・。

私は1度だけパリ・オペラ座でノイマイヤー振付の《椿姫》を見たことがあり、第2幕の幕切れには全裸の男が登場して衝撃的だった記憶があるのですが、今回は、はっきり肌色パンツをはいてましたね・・・。

《ニジンスキー》では、生のオーケストラではなく録音が使われていたのですが、現地ハンブルクで上演する時も録音を使っているのでしょうか?
ガラ公演では《椿姫》の一場面が録音で上演されていましたが、比べてみても、やっぱり生のピアノ演奏とは感動の質が全然違うと思いました。
でも録音に合わせて踊るバレエ公演って、世界的に見ても珍しくないらしいですね?《白鳥の湖》でさえ録音で踊ったりするんだそうですね・・・?

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