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2018年6月14日 (木)

三井の晩鐘

先日、三井寺に行ってきたのです。
能「三井寺」でお馴染みの三井寺。能「三井寺」の詞章は、歌舞伎舞踊「京鹿子娘道成寺」にも一部転用されています。
一度は行ってみたかったんですね。
正確には「園城寺〔おんじょうじ〕」と言って、歴史も古く、敷地も広大です。
平忠度の和歌「さざなみや志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな」で知られる「長等山〔ながらやま〕」が、このお寺あたりの山なんですね。

三井寺と言えば鐘が有名です。
300円を納めると撞かせてくれるというので、私も撞いてみました。
撞かせてもらえるということと、撞くのにお金を払う必要があるということに、驚きました。
受付のおばさまに、「この鐘は、決まった時間に鳴らされたりするんですか?」と質問してみますと、「毎日5時に撞きます」とのことでした。
鐘が有名と言っても、一番有名なのは「晩鐘〔ばんしょう〕」ですから、5時の鐘を聞いてから帰ることにしました。
「三井の晩鐘」は近江八景に入っています。
しかし「晩鐘」というのは、音と時間を表す言葉であって、景色を表す言葉ではない。
まあ、琵琶湖が見えて夕方の鐘が鳴ればそれが「三井の晩鐘」なのであろう。
私は三井寺の高台から青くくすんでいく琵琶湖を1人眺めながら、5時を待った。
周りには誰もいない。売店のおばさんも、お坊さんも、家路を急いで帰って行った。
1人取り残されて、門が閉められてしまっていたらどうしよう。
でも今さら三井の晩鐘を見ずには帰れない。
そして5時。
鐘は鳴らなかった・・・。
?????
ちょっと遅れてるのかな?と思ってもう少し待ったけれど、結局鳴らなかった。
まあ自分で打った鐘と音は同じ音なのだけれど・・・。

三井の晩鐘は心の中の琵琶湖に響く鐘。
合成写真のように。

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