« 星は2度かがやく | トップページ | 夏以外のサマータイム »

2018年7月11日 (水)

講談・浪曲

私は平成7年に国立劇場に就職したのでございます。正確に言えば「特殊法人日本芸術文化振興会(国立劇場)」という組織名称でした。昭和41年に開場した時には「特殊法人国立劇場」という名称だったのですが、その後、芸術団体に助成金を出す業務が増え、劇場の運営だけしているわけではないので、名称が変わったのですね。

そして私が最初に配属されたのは、国立演芸場でした。私はもともと歌舞伎や文楽が好きで就職したので、演芸場に配属となったのは実に残念なことで、国立劇場で働けたら良かったのにとよく思ったものでした。
しかし国立演芸場で働いているうちに落語にはまり、月に7回くらいは落語会に行っていました。当時は林家たい平さんのファンクラブに入っていましたし、柳家喬太郎さんの追っかけのような状態でした。
それだけ落語会に行っていましたから、講談や浪曲にも興味はありました。その頃は浪曲の国本武春さん、講談の神田北陽さん(のちの山陽さん)が輝いていたのです。独演会にも何度か行きました。
その後、新国立劇場に配属となって時間が取れなくなり、演芸に接する機会も少なくなったのですが、武春さんと山陽さんのことはいつも気になっていました。しかし、古典作品をみっちり聞かせてもらえるような機会は訪れなかった。

この度、講談の神田松之丞さんと浪曲の玉川太福さんが、それぞれ『天保水滸伝』を連続で口演するというので、すわ、切符を予約しました。もう、こんな機会は訪れないものと思っていました。(いや、私が気づかなかっただけで、なさっていた方もいたのかもしれませんが)
本当に夢のようです・・・。

先日、太福さんの『天保水滸伝』第1回の公演に行ってきました。それほど大きな会場ではないものの、ぎっしり満席でした。生声で聞く浪曲は本当に贅沢。武春さんのような「ああ~、この声を聞いているだけで私は幸せですよ」という陶酔はまだ感じられませんでしたが、若くてやる気のある浪曲師が関東に出て来たことは、心の底から嬉しいことでございました。

« 星は2度かがやく | トップページ | 夏以外のサマータイム »

つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 星は2度かがやく | トップページ | 夏以外のサマータイム »

2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ