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2018年12月 8日 (土)

時のないホテル

ユーミンの歌に「時のないホテル」という名曲があります。

ここは置き去りの時のないホテル 20世紀を楽しむ場所

これは20世紀に作詞された曲で、私は20世紀の頃から聞いておりますが、21世紀のいま聞くと、より一層味わい深いと思うのです。

昔の感覚のまま時が止まって世の中に取り残されてしまう、ということが実際にあるわけなのです。

国立劇場は、全ての公演ではありませんが、ほとんどの公演を映像で記録していて、月に一度「公演記録鑑賞会」という場で上映しています。(「公演記録鑑賞会」は無料ですが、30分50円で好きな公演記録映像を見られる「視聴室」もあります)
この公演記録鑑賞会のちらしが、いろ紙にスミ一色で印刷されたもので、いまどきこんなちらしが存在するのかと驚くような古くさいものなのです。あらすじも見どころも書かれていません。私が知っているのは平成4年くらいからですが、ずーっと同じままで、周囲がどんなに変わっても変わらない。始めた当初はそれが普通だったのかもしれませんが(?)、こんなに古くさい印刷物が見られるのはいまや国立劇場だけだと思います。地方の劇場のほうがよほど洗練された印刷物を出しています。「日本芸術文化振興会ニュース」も然り。

「高輪ゲートウェイ」という駅名がダサいと話題になっていますけれども、「独立行政法人日本芸術文化振興会」という誰も覚えてくれない名前も何とかしてほしい・・・。(普通に覚えられないと思う)

国立劇場の歌舞伎公演では、千穐楽に「国立劇場賞」という賞が発表になるのですが、この賞はどんなに演技が素晴らしくても座頭には与えられない賞なのです。なのに「どういう趣旨の賞なのか」ということが全く説明されないことが誠に不思議。そして、いまどき舞台写真くらい一緒に掲載すればいいのに、発表の仕方があまりに素っ気なくて毎回驚きます。
国立演芸場の「花形演芸大賞」の発表の素っ気なさにも毎回驚きますけれども・・・。

そして、時に置き去りにされた雰囲気を東京で最も強く感じさせるのは、国立劇場の2階食堂や駐車場あたりではないかと思う。東京国立博物館の本館もかなり強いですが。

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