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2019年1月14日 (月)

『慶安太平記』備忘録

神田松之丞さんの『慶安太平記』5日間・全19話の連続読みが終了しました。私はA日程を聞くことができました。

昨年7月に銀座博品館劇場で行われた松之丞7DAYSも7日間すべて聞いたのですが、この時『慶安太平記』から「宇都谷峠」と「鉄誠道人」が口演されました。ですから、私がこの2話を聞くのは今回が2回目でした。博品館の時は全日程、三味線と鳴物が呼ばれていましたから、「鉄誠道人」の炎が燃え上がる場面では、民衆の狂気とか、真言の異様な雰囲気が、鳴物によってものすごく増幅されていて、圧倒されました。今回は鳴物が入っていなかったので、ずいぶん趣きが異なりました。(今回の出囃子は録音でした)

1日目は普通に黒い着物を着ていたと思うのですが、2日目から「暑い」ということで白っぽい麻の着物(生成り?)になりました。
4日目の「鉄誠道人」と、5日目の「正雪の最期」は、真っ白い着物でした。照明が当たると、松之丞さんの体の周りにオーラのような光の帯が見えました。鉄誠道人の白と、正雪の最期の白は、同じ白でも違う白に見えました。
「鉄誠道人」のあとの「旗揚げ前夜」と、「正雪の最期」のあとの「一味の最期」は、着替える間もなく出てきて、白い着物の上に黒の羽織を着ていました。そして幕が下りるまで羽織は脱ぎませんでした。

「宇都谷峠」では暗転が使われていました(松之丞さんが全く見えない)。他にも、物語の内容に合わせて照明の明るさが変化する場面がいろいろありました。

5日間とも途中の休憩は10分1回でした。男性トイレにも長い行列ができていました。おじさん多かったですよね・・・。(私もおじさんですケド)
終演時間は日によって多少前後しましたが、だいたい21時10分くらいでしたでしょうか。5日目にはサイン会があり、ポストカードにサインしていただきました。松之丞さんは、「(会場が)寒くてすいません」ってずっと謝っていました。

A日程の最終日に、「B日程は演出を変える」と言っていました。

ブログに『慶安太平記』のことを書いても、検索で引っかからないんですよね~。「神田松之丞 慶安太平記」とかで検索しても、このブログは引っかからない。昔はYAHOO!にも「ブログ」というカテゴリーがあって、もっと公演の感想とか報告が出てきたように思うんですけどね。かと言ってツイッターでは280文字しか書けないし、もう公演のレポートとかは流行らないんですね・・・。

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コメント

劇場でトイレ休憩になると、私なぞ素っ飛び小僧となってトイレに駆け込みます。従ってあまり並んだことはないです。クラシック公演ですと、一般的に女性トイレがすごい行列ですね。男性トイレはガラガラなのに、年配のご婦人方から若い子までずーと並んでおられる。ところが昨日、成人の日に行ってきた公演では、並んでいる女性は、二十歳代とおぼしきお嬢さん達だけというちょっと風変わりなものでした。公演というよりはふくきちさんの言われる「口演」です。「音楽朗読劇、THE GREAT GATSBY(2019.1.14.18h~at TOKYO FMホール)」で、声優による台本の朗読というものです。300程の席の9割方は若い女子によって占められていました。これを観に行った動機には二つあって、①12月のDeutsche Grammophon記念コンサート以降「「小澤征爾×村上春樹対談集」を読んでいたのですが、春樹翻訳文学の大きな作品の一つに「グレート・ギャツビー」があり、②原書F. Scott Fitzgerald「THE GREAT GATSBY」の新書サイズの本を昔若い時、マンハッタンの本屋で購入して読んだことがあった、からです。この本は100年近くも前に書かれたものですが、その後何回も映画化され、ロバート・レッドフォードやレオナルド・ディカプリオが主演したことでも有名です。がそれ以上に私にとっては忘れがたい思い出があったのです。要件があって初めて渡米して訪れた場所が、まさにこの物語の背景であり場面であるマンハッタンとロングアイランド島だったのです。街路樹が茂る広いパークアベニューに面したキタノホテルに宿をとり、朝、宿からペン・ステーションまで「摩天楼は意外と高くはないな、この倍ぐらいの高層ビル群かと思っていた。でもエンパイアステートビルはさすがに高いな。」などと考えながら歩いて行き、ロングアイランド鉄道の予定の列車に乗るためホームで待っていました。そしたら発車数分前、確か10分そこいらしかなかったと思います、アナウンスが流れ発車ホームが変更になったとのこと、慌ててそのホームに駆けて行きかろうじて間に合ったことなど忘れえない思い出です。「THE GREAT GATSBY」に出てくるギャツビーの大邸宅があるWest Eggやデイジー達の邸宅のEast Eggは、春樹さんの解説によれば、現存するロングアイランド島の「グレートネッグ」地区なのだそうそうです。すると物語の鉄道は島の北部海岸を走る「Port Jefferson 支線」であり(ロングアイランド鉄道の路線にはたくさんの支線がある)、私がPatchogueまで乗った南部の「Montauk 支線」ではないことになりますが、それでも川や運河にかかる多くの橋を渡りながら樹木に囲まれた入江や時々見える海などを見た雰囲気は小説記載のものと近いものでした。
動機の説明が長くなって済みません。肝心の舞台ですが、ギャツビー役の伊東健人さんとデイジー役の南早紀さんの朗読は感情も込められていて、舞台俳優のセリフとしても通用すると感じましたが、ニック役(ナレーションも兼務)の声優は単調な読み振りでまだまだ聴衆の共感を得ることは難しいかなと思われましたが今後の成長を期待します。台本は保科由里子さんという方が翻訳されており、観に行く前「重要登場人物として最低4人は要るのに、3人のキャストで物語を表現できるのだろうか?」と疑問に思っていたのですが、翻訳もかなり原本に忠実で、うまく纏めていたし、バックグランドの音楽(シカゴなどの主にジャズとムーディなピアノ曲など)、照明の使い方も雰囲気を高める効果を十分発揮していた。(演出、田尾下哲さん)公演としてうまくいったのではないでしょうか。
さて先日1月8日の投稿で言いそびれたことがあったので追加します。Deutsche Grammophon記念コンサートのCDは素晴らしいものなのですが、惜しいかな最後の観客の拍手、歓声がライブ録音されていません。両陛下も観客もスタンディングオーベンションでずっと拍手されていたあのホールの熱気は、指揮者、楽器演奏者、観客一体となった素晴らしい、永遠に記念すべきものではないでしょうか。画竜点睛を欠くの感有り。


『グレイト・ギャッツビー』ですか。読んだことなくて、すみません。読んでいない本が目白押しです。
グラモフォンのCDは聞いてみようと思います。

劇場で女性がトイレに走っていく姿は寂しい・・・。

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