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2019年3月11日 (月)

手占

狂言で、「有名なのに見たことがない曲」がいろいろあるのですが、このところ「花子」を立て続けに見る機会に恵まれました。同じ曲でも、演じる人によって全然違う印象になるものですね。同じ家でもずいぶん違います。

きのう、「菌〔くさびら〕」を見てきました。「菌」を見るのは2度目でしたが、この曲もいろいろなやり方があるようです。「茸」と書くこともあります。
家の中にやたらキノコ(くさびら)が生えてきて困るので、山伏に祈り伏せてもらおうとしたところ、余計たくさん生えてくる、という愉快な作品です。
この山伏の祈祷の最初のほうで、「てうら」というのをするのです。私はハッとしました。『鎌倉三代記』の高綱の「物語」の場面で、吉右衛門さんの演じる高綱がしていた手の動きと同じだったのです。
漢字で書くと「手占」で、占いのやり方の1つだそうですが、高綱のセリフに出てくるわけではないので、ずっと何のことだか分からなかったのでした。名前が分からないと調べられないのですね。ただ何か、すごく怪しい雰囲気が漂い始める、ということだけがひしひしと伝わってきました。
「菌」の山伏のセリフで「手占」という言葉を知ったのですが、名前が分かるというのは、すごいことですね。

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