クルクルねずみ
世の中には、不思議なことがたくさんありますよね。
「なぜ真夏に野外競技を開催するのか?」というのも不思議ですけれども、「他の人気スポーツと開催時期が重なると、テレビ中継の視聴率が取れなくなるから」というわけで、良い季節は先にサッカーや野球やラグビーに取られちゃってるんですね?
出場する人々は屈強な人たちですから大丈夫なのかもしれませんが、見るほうはどうなんでしょうかねえ?
それに、この暑さでは良い記録は期待できませんよね・・・。
今日、歌舞伎座の第一部を見てきたのです。『伽羅先代萩』で、政岡のクドキには拍手が起こらなかったのですが、クルクル回るねずみに拍手が起こっていました。
ねずみが片膝でクルクル回るとなぜ拍手が起こるのか、私は昔から不思議なんですよね。バック転のほうが7百倍くらい難しそうなのに。
これまで何度も『伽羅先代萩』を見てきて、政岡のクドキで拍手が起こらなかったのは何度か見ましたが、ねずみのクルクルに拍手が起こらなかったことは1度もない。
「客の感動」と「拍手の大きさ」は、あんまり相関していないんじゃないかなと最近思うのです。
「周りが拍手しているので、自分はあまり感動していないけれど拍手する」とか、「自分はすごく感動しているけれど、誰も拍手していないので自分もしない」とか、普通にありますよね。
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