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2019年9月 9日 (月)

藤原歌劇団《ランスへの旅》

この土日に、藤原歌劇団の《ランスへの旅》を見てきました。(新国立劇場にて)
最近、観劇の予定を詰め込みすぎているようで、8日(日)は予約を三重に入れてしまうという失態をやらかしてしまいました。
まず、玉川太福さんの「赤坂で浪曲」という公演を予約していたのですが、これは当日清算の公演なので、申し訳ないけれど予約取り消しの電話を入れさせていただきました。清水次郎長の外伝物の連続読みだったのですが、連続物の初回を1回聞き逃して、次の公演に行くか行かないかというのは迷いどころですね。
そして立川オペラ。《イル・トロヴァトーレ》と《ファウスト》のハイライト上演で、早々にチケットを取って楽しみにしていたのに、これまた行けませんでした。
全ては手帳に書き忘れたのが敗因でした・・・。
しかし、藤原歌劇団の公演がある日に、主たる団員の出演する別公演があるっていうのは、どちらを選んだものか困っちゃいますね。
7日(土)に東京文化会館小ホールで上演された「宮本史利バリトンリサイタル」も興味があったのですが、藤原の公演と完全に客層がかぶっていると思うんですけど、そんなに同じ公演日になっちゃうものなんですかねえ。

藤原歌劇団が《ランスへの旅》を上演するのは3回目です。私は3回ともにダブルキャストの両方の公演を見ていると思いますが、歌手の全体的な水準が格段に上がったように感じました。以前は、あまり歌えていない人も混じっていました。逆に、オーケストラの水準は下がったように感じました。(軽快さや躍動感や音色の美しさや変化の妙など)

佐藤美枝子さんのフォルヴィル伯爵夫人は、歌に装飾を付けすぎな気がしました。
衣裳のサイズが体に合っていない人が散見されました。Bキャストのほうが衣裳が体に合っている人が多いようでした。上江隼人さんの衣裳はカッコ良かったですね。でも後半の衣裳はドイツ人みたいな色づかいでしたけど。
照明が結構きれいでしたね。
客席に電子音が飛び交っていたような・・・?
新国立劇場の客席は、物を落とす人が本当に多いですね。1階の後ろのほうで、ガタッ、ガタッと何かが落ちる音がします。床が木だから仕方ありませんけれど。
コリンナを歌った砂川涼子さんの手の動きが優雅でした。
フォルヴィル伯爵夫人の横前奈緒さんは、技巧的に難しいアリアを素晴らしく歌っていました。鮮烈な印象を残しました。
シドニー卿を歌った小野寺光さんは、以前にも何度か歌声を聞いていますが、このような大きな役で聞くのは初めてで、良い声でした。
良い声と言えば、メリベーア伯爵夫人の中島郁子さんもたいへん良い声でした。
私が一番感動したのは、何と言っても中井亮一さんのベルフィオーレです。フランスの色男っぽい雰囲気はあまりない(それは糸賀修平さんのほうが出ていた)のですが、歌唱と演技がよく練られていて、細やかで、ほとんど完璧と言っていい出来だったと思います。
糸賀修平さんは二期会からの参加でしたが、糸賀さんのロッシーニを聞くのは2年ぶり?なかなか聞く機会がありません。声の音色に個性があり、好きな声なんですけどね。《マノン》とか《ファウスト》とか良さそうですけどね。
字幕は倒置が多くて読みづらい感じでした・・・。

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